映画 テレビ放送

テレビで放送される映画、アニメの放送予定とか

スティング 映画 感想

スティング 映画 感想

スティング(sting)は「騙す、法外な代金を請求する、ぼったくる」を意味する俗語です。

偶然マフィアの金を盗ってしまったことから、親同然の師匠ルーサーを殺されてしまった若い詐欺師フッカーが、伝説の賭博師ヘンリー・ゴンドロフに力を借りて、ルーサーの復讐のために、マフィアの親玉から大金を騙し盗る痛快な物語です。

名作「明日に向って撃て!」のジョージ・ロイ・ヒル監督がスタッフを再結集して、再びポール・ニューマンロバート・レッドフォードを主演にして撮りました。

映画は、表の顔は銀行家のマフィアの親玉ドイル・ロネガンを、大掛かりな仕掛けで嵌めていく過程を順に追っていきます。

フッカーは口止め料として偽札をつかませた悪徳警官スナイダーに追われ、マフィアからも命を狙われます。さらにゴンドロフを挙げたいFBIも絡んできて、フッカーにゴンドロフ逮捕の協力を強いる中、詐欺を働くレース当日を迎えます。

いまの映画なら、フッカーは追手からもっと迫られて、プロジェクト遂行を困難にする大ピンチに陥るようなストーリーになりそうですが、この作品ではその辺はわりとサラッと描いています。

本筋以外をあまり過剰に演出しないのが、物語の進行にリズムを与えています。

登場人物のスーツや音楽とともに、作品をスタイリッシュにしている大きな要因だと思います。

これまで何度か観たことのある映画ですが、ロバート・レッドフォードが驚くほど走り回ります。これは記憶にありませんでした!