隠し砦の三悪人 感想
隠し砦の三悪人 感想
黒澤明監督作品をはじめて観たわけですが、1958年に撮った映画とは思えない迫力のある映像でした!
序盤の集団脱走劇で、城の階段を駆け下りるシーンの臨場感が半端ないです。
実際にあのシーンで怪我した人もいたんじゃないかしら?
太平と又七が石だらけの急坂を登るシーンも、かなり痛そうでした。あのゴツゴツした石だらけの急坂を転げ落ちるのは、相当根性が必要だったと思います。
今はCGを使えばいくらでも派手なシーンはつくれますが、生々しい感覚は役者の演技からこそ伝わってくるものなんですね~
映像だけでなく、次から次に危機がおとずれて、そのたびに窮地を切り抜ける方法は気が利いていて飽きない物語でした。
エンディングにつながるどんでん返しも、ベタな展開ではあるものの爽快です!!
ヒロインの雪姫を演じた上原美佐は、この作品がデビュー作で、わずか2年しか女優として活動しなかった人です。
ものすごいスタイルがいい女性ですね。
黒澤明監督作品は、今日も「天国と地獄」をBSプレミアムで午後1時から放映します。
当然、録画予約しておきました。