アヒルと鴨のコインロッカー 映画 感想
アヒルと鴨のコインロッカー 映画 感想
きのう、tvkで放送されたのを観ました。
この作品は、伊坂幸太郎の同名の小説が原作です。
仙台の大学に通うために市内のアパートに引越してきた椎名は、隣人の河崎に『書店を襲撃して「広辞苑」を盗み出そう』と持ちかけられます。
この珍妙な本屋襲撃には、2年前の事件が関係していて。。。
いろいろとっ散らかった伏線が、最後に全部回収されて、そういうことだったのかと納得させられる伊坂ワールドは、この物語でも展開されています。
原作では、いかようにも取れる言葉の意味を勘違いすることで、主人公の椎名といっしょに読者もだまし絵を見させられているのですが、作者は映像化がむずかしいのではないかと思っていたそうです。
それを見事に映像化した作品で、とても楽しみにしていたのですが、いかんせん放送時間の枠の問題で20分の短縮版となってしまいました。
結果的には途中でタメがなく、いきなりだまし絵の構図の種明かしが進んでしまう感じで、ちょっと残念でした。
やっぱり映画はフルバージョンで観るものですね~